パン耳サンドイッチとタルマーリーの本
今朝はパン耳を使ってBLTサンドイッチを作りました。
パン屋さんでバイトしていると、有難い事にパン耳はもらい放題。薄いのもあれば厚いのもありますが。
やっぱ、パン屋さんの食パンは高いだけあっておいしい!
スーパーの特売なら一斤が100円ほどで買えちゃいますが、パン屋さんでは300円近くしますよね。
お金持ちだけの贅沢やと思ってましたが、もうスーパーのパンには戻れないかも。
薄いものなら、ビタントニオでホットサンドにすると最高です!
パン屋さんつながりで、この本を読みました。
- 作者: 渡邉格
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2013/09/25
- メディア: 単行本
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岡山県の勝山にある「タルマーリー」という天然酵母のパン屋さんが書いた本です。
私はこれまで天然酵母のパンは美味しいけどちょっと高い、色んな種類の酵母がある、程度の認識だったんですが、実は何もわかってなかった!目からウロコものの内容でした。
中でも、パン職人は小麦アレルギーを発症する人が多いことに驚きました。特に外国産の小麦はポストハーベスト農薬の影響もあってなのか、著者は国産に変えてからはマシになったとのことでした。
本当の話なのか、私が働いているお店の店長に聞いてみたんです。
すると、店長もパン職人になってまもなく小麦アレルギーになり、喘息や皮膚のただれの症状がひどくてこの仕事から離れた時期もあったそうです。そのまま辞めてしまう人も多いのだとか。
国産小麦に変えてからは症状も収まり、この道を諦められなかったから続けられたと話してくれました。
今は自分のお店を持ち、天然酵母ではないですが、国産小麦でおいしいパンを焼いています。どのパンもおいしくて素敵なパン屋さんだと思います。
タルマーリーの話に戻しますと、
天然酵母でも、天然の麹から起こした酵母でパンを焼くというのは世界初のことらしく、その「和食パン」は一度食べてみたいと思います。
地元産にこだわった素材で、適正価格でパンを販売する姿勢は信念を貫いていてとてもかっこいいです。
お店にも行ってみたいなぁ。でも遠いなぁ。
消費者にとって今は選択肢があり過ぎるくらいある時代。
スーパーの安売りパンを買う人もいれば、天然酵母の高いパンを買う人もいて、価値観は様々。
私は、この本を読んで、国産、地元産を改めて大切にしようと思ったのでした。多少高くても泣。